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古今和歌集巻第二

春歌下

題しらず

よみ人しらず

春霞たなびく山の桜花うつろはんとや色かはりゆく

まてといふにちらでしとまる物ならばなにを桜におもひまさまし

  • (no author)] 素性(元)

残なくちるぞめでたき桜花ありて世中はてのうければ

  • ありて] あきて(元・静)

このさとにたびねしぬべし桜ばなちりのまがひに家路忘て

  • ちりの] ちると(元)
  • まがひ] まがふ(元)
家路
Read いへぢ from manuscript evidence. Takeoka voices without comment (other editions also voice).

うつせみのよにもにたるか花桜さくと見しまにかつちりにけり

  • 花桜] 桜花(元)
花桜
Voiced without comment by Takeoka.

僧正遍昭によみてをくりける 

これたかのみこ

桜花ちらばちらなんちらずとて故郷人のきても見なくに

  • 遍昭] 遍照(元・清・雅)、へんぜう(貞)
故郷
ふるさと (manuscript evidence)